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華厳経・入法界品 善知識シリーズ
善財童子が53人の善知識(先生)を訪ね歩く『華厳経』入法界品を、一人ずつ読み解く連載。2025年10月〜、現在進行中。善知識の番号順に並べています。
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』はじまり入法界品は、他の華厳経とは少し違う設定で、釈迦牟尼仏が瞑想をはじめるシーンから始まります。#華厳経 #入法界品
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善財童子の旅のはじまり善財童子は文殊菩薩に教えを乞い、菩薩としての修行の道を尋ねます。文殊菩薩は南に善知識(よき先生)を探すようにうながします。ここに、善財童子の物語が幕を開きます。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識1 徳雲比丘(発心住)最初の善知識、徳雲比丘は、み仏を心に念ずれば、無数の仏たちが現れてくることを教えてくださいます。五十二位の11番目・発心住の先生です。#華厳経 #入法界品
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識2海雲比丘(持地住)2番目の善知識、海雲比丘は、12年間ひたすらに海に向かって瞑想を続けました。すると海の中から大蓮華が現れて、神々や菩薩たちに囲まれたみ仏が登場し、海雲比丘の頭を撫でられたそうです。こうして海雲比丘は、すべての仏の世界と生き物たちを見渡せる「普眼」という瞑想の境地を覚られました。五十二位の12番目・持地住の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識3善住比丘(修行住)3番目の善知識、善住比丘は、無礙の法門を得て、さえぎられない智慧の光明によって、すべての生き物の過去も未来も言葉も文字もすべて知ることが出来るようになりました。またその身体ですべての仏様の世界へ遍満することができるので、空を飛んだり水の中を歩いたり火を自在に出したり、さまたげなくできるのだそうです。五十二位の13番目・修行住の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識4弥伽長者(生貴住)第4番目の善知識・弥伽(ミカ)長者はドラヴィダ人のお医者さまですが、多くの人を集めて仏教についてひろめておられます。そこに善財童子が現れると、ミカ長者は壇から降りて、善財童子に礼拝なさるのでした。#華厳経 #入法界品
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識5解脱長者(具足方便住)善財童子が解脱長者のところに辿り着くまで12年も月日がかかります。林の中の邸宅で瞑想していた解脱長者は、すべての仏様の国が融け合うという瞑想の境地におられ、善財童子は大勢の仏様が立派に説法なさっているお姿や声を聞くことができます。
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識6海幢比丘(正心住)第6番目の善知識・海幢比丘のところに辿り着いた善財童子でしたが、海幢比丘が深い瞑想に入っておられるので、その瞑想から出られるまで6ヶ月と六昼夜待ち続けます。瞑想中の比丘の体の毛孔から、長者や領主、婆羅門、大梵天や菩薩までもが無数に現れて、生きとし生ける者たちを救い導く様を善財童子は見続けます。五十二位の16番目・正心住の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識7 休捨(くしゃ)優婆夷(不退住)第7番目の善知識・美しい休捨(くしゃ)優婆夷(うばい/在家の女性信者)は大勢の天女が進んで侍女となり、美しい宮殿に住んでいます。彼女を一目見た者は病や苦しみが除かれ、不退転の心が得られます。また、目には見えないけれど、様々な仏様が彼女のもとを訪れて絶えず説法をなさっているのです。五十二位の17番目・不退住の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識8 毘目瞿沙(びもくくしゃ)仙人(童真住)第8番目の善知識・毘目瞿沙(びもくくしゃ)仙人(童真住)は一万人の仙人とともに苦行者の森にいます。善財童子が仙人の手を握ったとたん、十方の無数の仏様の国が見え、そのすべての仏様に跪く善財童子が見えます。そしてそれぞれの仏様のところで、一昼夜あるいは何百万年もの間、修行続ける自分自身の姿まで見えるのです。五十二位の18番目・童真住の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識9 勝熱婆羅門(法王子住)第9番目の善知識・勝熱婆羅門(法王子住)は険しい山の上で炎に囲まれていらっしゃいます。善財童子を見ると、この山の頂上に登り、この火の海に飛び込め、と言う。躊躇する善財童子の頭上から、梵天、他化自在天、化楽天、兜率天の神々から、「師を信じ、疑ってはならない」との声が響き、いかに勝熱婆羅門の功徳が素晴らしいかを説かれます。安心した善財童子は、意を決して火に飛び込みます。五十二位の19番目・法王子住の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識10 慈行童女(灌頂住)第10番目の善知識・慈行童女(灌頂住)は立派な塀に囲まれたお城に住まう王女様です。彼女の宮殿は水晶の地面の上に建ち、瑠璃の柱に金剛の壁に尖塔は黄金でできており、丸い鏡があちこちに掛かっていて、そこに仏様たちの姿が映し出されています。慈行童女は青い髪、青い目で金色に輝く肌の美しい姿で、周囲には美しい侍女たちが仕えています。五十二位の20番目・灌頂住の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識11 善見比丘(歓喜行)第11番目の善知識・善見比丘(歓喜行)は頭の上に傘のようなものがついた若く美しい僧侶ですが、大勢の異形の神々に仕えられています。彼が歩みを進めると、その足を受ける蓮台を天邪鬼のような姿の神が捧げ持ち、地面に触れることなく歩けるのです。彼は膨大な数の如来様の元で修行を重ねてきたので、一念のうちにあらゆることを知ることができます。五十二位の21番目・歓喜行の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識12自在主童子(饒益行)第12番目の善知識・自在主童子(饒益行)は善財童子と同じくらいの年齢の年端もいかない子供の姿ですが、学問をなんでも知っているお方です。善財童子は自在主童子に、算数や医術、建築などなんでも学びます。自在主童子の周囲では大勢の童子たちが砂遊びをしながら、数の計算を学んでいます。五十二位の22番目・饒益行の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識13具足優婆夷(無恚恨行)第13番目の善知識・具足優婆夷(無恚恨行)は気品ある在家信者の女性で、天女のような大勢の侍女たちとともにいらっしゃいます。彼女の目の前の金銅鉢から、様々な食べ物や飲み物が取り出され、人々のお腹を満たします。五十二位の23番目・無恚恨行の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識14明智居士(無尽行)第14番目の善知識・明智居士(無尽行)は七宝の高殿に住んでいます。彼は傘をさしかけられ、その前で楽士たちが音楽を奏でていて、まるで極楽のようなありさまです。彼は心の宝の蔵からなんでも取り出せて、求める者たちに食べ物から衣装、乗り物まで与え、彼らが満たされてからもっと素晴らしい仏法を与えるのです。五十二位の24番目・無尽行の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識15法宝髻長者 (離癡乱行・りちらんぎょう)第15番目の善知識・法宝髻長者 (離癡乱行)は10階建ての立派な建物のオーナーです。この建物は一階から食べ物、着るもの、装身具や召使いの女性たちなどが用意されて、人々が望むものを施します。また5階から上には五地以上の菩薩たちが修行をなさっておられ、最上階には様々な如来様たちが訪れる、すごいビルのオーナーなのです。五十二位の25番目・離癡乱行の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識16普眼長者 (善現行)第16番目の善知識・普眼長者 (善現行)は今までで1番立派な街の、香料と薬草の商売の長者です。彼は薬草に詳しいだけでなく、様々な病気の原因と治し方も知っており、あらゆる生き物たちの病気を治してから、それぞれが学ぶにふさわしい仏法を教えているのです。10階建ての立派な建物のオーナーです。この建物は一階から食べ物、着るもの、装身具や召使いの女性たちなどが用意されて、人々が望むものを施します。また5階から上には五地以上の菩薩たちが修行をなさっておられ、最上階には様々な如来様たちが訪れる、すごいビルのオーナーなのです。五十二位の26番目・善現行の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識17無厭足王 (無着行)第17番目の善知識・無厭足王 (無着行)は大変評判のいい王様でしたが、実際に会ってみると罪人に惨たらしい刑罰を与える恐ろしい人物でした。善財童子がひるんでいると天から神々の声があり、「善知識を疑ってはならない」と諭されます。意を決して声をかけると王は童子を後宮へと案内します。美しく厳かなその場を見て、童子は王に徳がないわけがないといぶかります。実は、処刑執行人も、また罪人たちまでもが、王が人々を導くために作り出した幻だったのです。五十二位の27番目・無着行の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識18大光聖王 (尊重行)第18番目の善知識・大光聖王 (尊重行)は今までになく素晴らしい宝でできたお城に住んでおられますが、善財童子は宝物には目もくれず、瞑想している聖王に菩薩の道を尋ねます。聖王は、大慈の旗を立てるという菩薩行を実践し、法による治政によって人々を五濁の苦しみから救ったのでした。五十二位の28番目・尊重行の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識19不動優婆夷 (善法行)第19番目の善知識・不動優婆夷(善法行)は両親と暮らすまだ若い女性ですが、その姿を見るだけで善財童子は五百もの瞑想の境地に入ります。彼女は無敵の智慧の蔵という覚りを得ていますが、それは前世で御仏に何があっても揺るがない不動の心を持ち続けるように命じられて以来、生まれ変わってもその教えを守り続けた結果なのでした。五十二位の29番目・善法行の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識20遍行外道 (真実行)第20番目の善知識・遍行外道 (真実行)は仏教ではない異教の修行者で、真夜中にまばゆく輝いておられます。彼は遍くすべてを見渡し、あらゆる生き物に寄り添って、菩薩の四摂事でもってその人に応じた救いの手を差し伸べます。また九十六もある異教徒たちの見解のかたよりも熟知し、彼らにふさわしい成熟をもたらすのです。五十二位の30番目・真実行の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識21優鉢羅花長者 (救護一切衆生離衆生相回向・ぐごいっさいしゅじょうりしゅじょうそうえこう)第21番目の善知識・優鉢羅花長者(救護一切衆生離衆生相回向・ぐごいっさいしゅじょうりしゅじょうそうえこう)はお香の商人で、お香についてはなんでも知っています。人の世界のお香に限らず、神々のお香、また人の心を動かしたり落ち着かせたりするお香、さらには稀有な象蔵というお香、黒沈水香、具足光相というお香など。これらは、香るだけで世界を幸せにしたり、人々の罪をやめさせたり、悟りに向かわせたり、とすごい効力があるのだそうです。人々の心を満たした上で、仏教の修行へと誘う善知識様です。五十二位の31番目・救護一切衆生離衆生相回向の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識22婆施羅船師 (不壊回向・ふええこう)第22番目の善知識・婆施羅船師ばしらせんじ (不壊回向・ふええこう)は船のエキスパートで、船のこと、海のことならなんでも知っています。彼の周りには大勢の船頭や水夫、貿易商人たちが集まっています。彼は船の操縦や海の広さ、航路、そして様々な国やその物産までよく知っています。星や月から航路を読み、大渦や大波の乗り越え方、船の見張りや凪の時の航海術、さらにはどこに宝島があるのかまでよく知っていて、商人たちを案内して儲けさせたりします。そして満たされた彼らを、仏法の海へと誘い、一切智の海に入らせ、渇愛の海を乗り切らせ、三昧の海へと辿りつかせるのです。五十二位の32番目・不壊回向の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識23無上勝長者 (等一切諸仏回向・とういっさいしょぶつえこう)第23番目の善知識・無上勝長者 (等一切諸仏回向・とういっさいしょぶつえこう)は法律家で、大商人や富豪たちご相談に来ています。彼は事業の運不運を通じて物欲とは何か、欲を離れ執着を断ち、心を深山の湖のように清らかになるように人々に勧めます。そうして人々に、仏の教えを受け入れる準備をさせるのです。人々の口論や不正をやめさせ、敵対や争いをやめさせ、この世から十不善業を無くすことを目標になさっておられます。五十二位の33番目・等一切諸仏回向の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識24師子奮迅比丘尼ししふんじんびくに (至一切処回向・しいっさいしょえこう)第24番目の善知識・師子奮迅比丘尼ししふんじんびくに (至一切処回向・しいっさいしょえこう)は美しい林の園に住まう清らかな比丘尼ですが、不思議なことに、園のすべての木の下に同じ姿の師子奮迅比丘尼が座り、人々や神々にそれぞれにふさわしい仏法を説いています。彼女は一切の慢心を打ち破ることによって得た悟りによって、三世の森羅万象を一瞬のうちに顕わすことのできる智慧の光明を得て、このような不思議によって衆生を導けるのだそうです。五十二位の34番目・至一切処回向の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識25婆須蜜多女ばしゅみったにょ (無尽功徳蔵回向・むじんくどくぞうえこう)第25番目の善知識・婆須蜜多女ばしゅみったにょ (無尽功徳蔵回向・むじんくどくぞうえこう)は最高の遊女。見目麗しい美女で美しい宮殿にお住まいです。彼女は離欲の究極という菩薩の解脱を極めており、彼女を求めて来た人の望ましいお姿に変化し、その相手をすることで、求めて来た人は欲を満たされ、欲望から離れていくのです。かなり異色な善知識様です。五十二位の35番目・無尽功徳蔵回向の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識26鞞瑟胝羅居士びしゅちらこじ (随順平等善根回向・ずいじゅんびょうどうぜんこんえこう)第26番目の善知識・鞞瑟胝羅居士びしゅちらこじ (随順平等善根回向・ずいじゅんびょうどうぜんこんえこう)は仏様の遺骨を祀った塔廟を管理しておられる年老いた善知識様です。彼は「不涅槃の果て」という名の菩薩の解脱を悟っており、かつて塔廟の扉を開けた時に、無数の仏様に出会われ、その初発心から覚りに至り、衆生を救い続ける様子まですべてご覧になります。仏様たちは、「すべての衆生を救うまで涅槃には入らない」のだそうです。五十二位の36番目・随順平等善根回向の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識27観自在菩薩 (随順等観一切衆生回向・ずいじゅんとうかんいっさいしゅじょうえこう)第27番目の善知識・観自在菩薩 (随順等観一切衆生回向・ずいじゅんとうかんいっさいしゅじょうえこう)とはすなわち、観音菩薩さま。南方の補陀落山に住まう観音さまを、善財童子は訪ねます。善財童子の「南へ南へ」の旅はここで大転換を迎えます。観音菩薩は歌でもって、大悲の修行の有り様を示されます。そして更に、この補陀落山に正趣菩薩(しょうしゅぼさつ)という菩薩さまが大地を揺らし、大光明を放ちながら登場なさるのです。五十二位の37番目・随順等観一切衆生回向の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識28正趣菩薩しょうしゅぼさつ (真如相回向・しんにょそうえこう)第28番目の善知識・正趣菩薩しょうしゅぼさつ (真如相回向・しんにょそうえこう)は前回の観自在菩薩のお話が終わる直前に元気よく飛んでこられた菩薩。人々を「正しい趣(おもむき=道)」へと誘うので「正趣菩薩」というお名前です。彼の悟りは「普門より速やかに趣く解脱」。すごい距離をひとっ飛びで移動しながら、その道すがらの仏様の国を無数に訪れ、しっかりと供養までなさいます。その供養というのも「なにも痕を残さない」ものだそうです。五十二位の38番目・真如相回向の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識29大天神 (無縛無着解脱回向・むばくむじゃくげだつえこう)第29番目の善知識・大天神 (無縛無着解脱回向・むばくむじゃくげだつえこう)はドゥヴァーラヴァティ、すなわち「門番」の国に住む善知識様で、腕が四本、大きな姿の神様です。善財童子はここから神々の世界へと入ってゆくのです。大天神様は「雲の網」という菩薩の解脱を得られていて、生き物たちが望むものをなんでも与えることができます。それらによって生き物たちに布施をさせて、得難い「喜捨」の功徳を得させるのです。さらには欲望の果ての虚しさや、驕り、怒りの果ての醜さ、怠惰の果ての緊急事態を擬似体験させることで、生き物たちを導くのです。五十二位の39番目・無縛無着解脱回向の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識30安住主地神 あんじゅうしゅちじん(入法界無量回向・にゅうほっかいむりょうえこう)第30番目の善知識・安住主地神 あんじゅうしゅちじん(入法界無量回向・にゅうほっかいむりょうえこう)から、いよいよ舞台は釈迦牟尼仏が覚りを開かれた菩提道場(=ブッダガヤ)になります。安住主地神は大地の女神。彼女が足で地面をなでると、地面のなかから「宝の蔵」が次々と現れます。これらの宝蔵は、今までに善財童子が菩薩として積み重ねて来た功徳が集められたもの。この菩提道場という場所は、過去世で善財童子が善根を植えて来た場所だったのです。かつて釈尊の降魔成道を見守っていた主地神は、あらゆる菩薩たちの修行を見つめ応援する存在です。菩薩が何を考え、どんな智慧を持っているのか、その誓願、修行、瞑想はどんなものなのかをすべて知り、寄り添って守ってくださるのです。五十二位の40番目・入法界無量回向の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識31〜39 九人の主夜神(しゅやじん)についてお一人づつの夜の女神様たちをお話しする前に、九人の夜の女神たち(最後の一人は森の女神でもあります)について一通り解説しておきます。1番目の女神とそれ以外の女神の違い、最後の森の女神について、インド語を漢字に当てるときにどの言葉までを音写したのかについてお話しします。#華厳経 #入法界品 #主夜神
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識31 の①婆珊婆演底主夜神(ばさんばえんちしゅやじん)について婆珊婆演底(ばさんばえんち)主夜神様はもともと古いインド神話に登場する、人気のある「春の夜の女神」で、星の冠を被っているところは虚空蔵菩薩に似て、衆生の苦しみに寄り添って救うところは観音菩薩に似ています。夜を守るところから日本では盗賊よけのご利益があると信仰され、その使いの眷属は右手を上にあげた黒猫、つまり「まねき猫」なのです。京都の檀王法林寺様でお祀りされています。#華厳経 #入法界品 #主夜神 #招き猫
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識31 の②婆珊婆演底主夜神(歓喜地・かんぎじ)第31番目の善知識・婆珊婆演底主夜神ばさんばえんちしゅやじん(歓喜地・かんぎじ)は、古代からインドで人気の「春の夜の女神」。、獅子たちが支える楼閣に乗って、お釈迦様の生まれ育ったカピラ城の上空に浮かんでいます。女神様は星の冠をかぶり、美しい姿で、体中から放たれる光のなかに衆生の姿を映し出し、彼らの苦しみひとつひとつに寄り添っています。この偉大な女神となるために過去世においてどのような修行をなさったのか、2つの前世のお姿についてお話しくださります。五十二位の41番目・歓喜地の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識32普徳浄光主夜神( 離垢地・りくじ)第32番目の善知識・普徳浄光主夜神ふとくじょうこうしゅやじん(離垢地・りくじ)は、前回の女神様よりも大柄なお姿で、慈愛に満ちた方。菩薩行を成就するための十種の法を教えてくださいます。いわく、心を浄めること、眼を浄めること、功徳の海へと悟って入っていくこと、などなど。そして彼女は、みんなの夜の弱い心に寄り添って、その姿が醜悪だよ、そんなことしてても虚しいよ、などと教えてくださるのです。五十二位の42番目・離垢地の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識33喜目観察衆生主夜神(発光地・はつこうじ)第33番目の善知識・喜目観察衆生主夜神きもくかんざつしゅじょうしゅやじん(発光地・はつこうじ)は、美しいお姿で大勢力普喜幢という解脱の境地におられます。瞑想中の体の毛孔から湧き出る雲は、十波羅蜜の教えの喜びを生き物たちに教えてくださいます。なぜ彼女は主夜神となられたのでしょうか?それは前世で、偉大な仏様と主夜神様たちに出会い、仏様になりたい、せめて主夜神となって、欲望に酔いしれる者たちを目覚めさせたい、と誓ったからなのでした。五十二位の43番目・発光地の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識34普救衆生妙徳主夜神( 焔慧地・えんねじ)第34番目の善知識・普救衆生妙徳主夜神ふぐしゅじょうみょうとくしゅやじん( 焔慧地・えんねじ)は、円満な相好を備えて眉間の白毫から智慧の光を放ち、善財童子を光で包みます。すると地水火風のチリ一つまでが清らかで世界を内包している、という覚りを善財童子は体得します。そしてすべての世界の衆生に寄り添い、苦しみから救われるように働く主夜神様が見えてきます。彼女は前世で転輪聖王の娘として仏に出会い、菩薩を志したのでした。かつての父は、今は弥勒菩薩様であり、かつての母は、すぐ隣におられる寂静音海主夜神だそうで、善財童子が次にお尋ねする主夜神様なのです。五十二位の44番目・ 焔慧地の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識35寂静音海主夜神(難勝地・なんしょうじ)第35番目の善知識・寂静音海主夜神じゃくじょうおんかいしゅやじん(難勝地・なんしょうじ)から4人の主夜神様は、なぜか男神の姿で描かれますが、今回の主夜神様は前回の女神様の前世でのお母様にあたります。生き物たちの四苦八苦の苦しみを十波羅蜜の力で取り除いてくださります。その覚りの境地は「念々に広大な歓喜で飾られる」という境地であり、それらの喜びが彼女の静かな音の海を作っているのかもしれません。五十二位の45番目・ 焔慧地の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識36守護一切城増長威徳主夜神(現前地・げんぜんじ)第36番目の善知識・守護一切城増長威徳主夜神しゅごいっさいじょうぞうちょういとくしゅやじん(難勝地・なんしょうじ)は、話すことに長けた主夜神様です。彼女は10種類の観察を通じて「甚深自在の妙音」「威徳陀羅尼輪(マンダラ)」という覚りを得ますが、特に重要なのは、「普賢菩薩様の妙なる修行」が全てに通じること、1人の仏様の名前を説法なさることがすべての仏様の名前を説法することに通じること「一即多」の教えをお示しくださることです。これ以降、善財童子は普賢菩薩様を目指して旅を続けますし、「一即多」は華厳経を代表する思想とされます。五十二位の46番目・ 現前地の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識37 開敷一切樹花主夜神(遠行地・おんぎょうじ)第37番目の善知識・開敷一切樹花主夜神かいふいっさいじゅけしゅやじん(遠行地・おんぎょうじ)は、ビルシャナ世尊(光輝くお釈迦様)とともに菩提樹の元に来られている主夜神様です。彼女は夜の訪れと共に生き物たちを眠らせ、また夜の暗闇の中で沸き起こる悪い気持ちをたしなめ、菩薩の十波羅蜜の修行によって、正しき方向へと導いてくださいます。彼女は「広大な喜びを生み出す歓喜の光明」という覚りを得ておられます。この喜びの光によって、仏様の福徳を生きとし生けるものたちへと取り次いでくださるのです。五十二位の47番目・ 遠行地の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識38 大願精進力救護一切衆生主夜神(不動地・ふどうじ)第38番目の善知識・大願精進力救護一切衆生主夜神だいがんしょうじんりきくごいっさいしゅじょうしゅやじん(不動地・ふどうじ)は、前回の開敷一切樹花主夜神とともに菩提樹の元におられる主夜神様です。その姿は星々の網の奥で変幻自在に変化する尊いお姿です。思わず跪く善財童子の心の中に、おのずから十種類の尊い心が目覚めます。智慧の心、慈悲の心…この不思議な女神の覚りとは、衆生の望みに応じて様々に変化して教え導く覚り。そこへ至る前世での、王子としての自己犠牲の物語も語られます。五十二位の48番目・ 不動地の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識39 妙徳円満主夜神(善慧地・ぜんねじ)第39番目の善知識・妙徳円満主夜神みょうとくえんまんしゅやじん(善慧地・ぜんねじ)は、お釈迦様ご誕生の地・ルンビニーの森を守る女神様です。高殿のなかで宝蓮華獅子座に座り、森の精たちに説法している女神様に善財童子は跪き合掌します。すると女神様は菩薩が誕生するために起こすべき十種類の心をお教えくださります。お釈迦様という菩薩様が誕生するルンビニーにおられた女神様は、実は無数の過去世においても、菩薩様の乳母として誕生の場面に寄り添って来られた女神様だったのです。五十二位の49番目・ 善慧地の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識40 瞿婆女人ぐばにょにん(法雲地・ほううんじ)①30番台の善知識様は皆さん女性で、しかも女神様ばかりでした。そしてお釈迦様が覚られた菩提樹や、お釈迦様がお生まれになられたルンビニーの園を守る女神様たちでした。その流れで今回はお釈迦様がお育ちになられたカピラ城の善知識様を尋ねますが、その方はなんとお釈迦様の奥様だったのです。五十二位の50番目・ 法雲地の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識40 瞿婆女人ぐばにょにん(法雲地・ほううんじ) ②善財童子は、菩薩がなぜ諦めることなく生き物たちを救おうとし続けるのかを深く悩み、 瞿婆(ぐば/ゴーパー)女人に問いかけます。すると女人は十徳を備えた菩薩の偉大さを説き示し、自分がこれらを知れたのもビルシャナ世尊、つまり夫である釈迦牟尼仏のおかげと答えます。そしてそのはじまりは前世での物語があることも明かされます。五十二位の50番目・ 法雲地の知識(先生)です。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識41 摩耶夫人(入実相・第一仏母) ①釈尊の母君、摩耶夫人にお会いする前に善財童子は3人の女神に出逢います。1人目はカピラ城を守る「宝眼」という女神。彼女から、「心の城を守りなさい」と教えられます。次に登場するのは、美しく光り輝く「蓮華法徳」という天女。善財童子の頭頂に光の網を注ぎ込み、童子は仏も衆生もみはるかす開かれた眼を得ます。そして講堂の守護神スネートラ(美しい眼)。摩耶夫人に出会うためには、心から敬って五体投地の礼拝を繰り返すように諭されます。摩耶夫人から、五十二位の対応については書かれなくなります。「入実相」「第一仏母」とされます。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識41 摩耶夫人(入実相・第一仏母) ②礼拝を続ける善財童子の目の前の地面が割れて大きな蓮の花の蕾があらわれ、その蕾が開くと中から楼閣があらわれ、その中に世にも美しい摩耶夫人がおられます。彼女は釈尊の母であるだけでなく、すべての菩薩の母でもあることが語られます。そして彼女自身も、「普賢菩薩の修行」をなさっておられることを告げられます。非常に不思議な物語です。摩耶夫人から、五十二位の対応については書かれなくなります。「入実相」「第一仏母」とされます。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識42 天主光天女摩耶夫人と同じ三十三天に住まわれる天主光天女様は、無碍念清浄荘厳という覚りを得られて、すべての仏様が菩薩としてお生まれになり、やがて出家して仏となっていく様子をずっと見守ってサポートして来られたお方です。青蓮華劫という時間のなかの、ガンジス川の砂粒の数ほどの仏に仕えるだけでなく、いくつもの劫に顕れるすべての仏たちまでお仕えし見守って来られた不思議な存在です。#華厳経 #入法界品#弥陀讃堂 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識43 遍友童子(へんぬどうじ)善財童子は天上から地上へと降りて来ます。そして子供たちを教えているというまだ若い善知識である遍友童子を訪れますが、なぜか何も教えてくれません。ただ次の善知識を紹介してくれるだけなのです。こんな善知識もいらっしゃるのですね。#華厳経 #入法界品 #絵解き
- 英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識44 善知衆芸覚童子(ぜんちしゅうげいかくどうじ)前回の何も教えてくれなかった善知識様が禅宗的だとしたら、今回の善知識様は密教的な教えかもしれません。善知衆芸覚童子は阿字から始まる四十二字の文字(カローシュティー文字という、ガンダーラ地方で用いられていた五十音やアルファベットのようなもの)すべてが空であることに精通し、それらの文字で学ぶことのできるあらゆる学問(心霊学、行政学、人相学、鉱山学、天文学、気象学、都市設計など)に精通しているのです。四十二字が空であるということは大般若経に説かれる内容であり、その最初の五文字「ア、ラ、パ、チャ、ナ」はのちのち文殊菩薩様の真言とされます。この善知識様の話にはそのことが触れられませんので、華厳経が書かれた時代は、まだ文珠様が密教的な宇宙観と結びつく前だったのかもしれませんね。#華厳経 #入法界品 #絵解き